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【商品紹介】デイトジャストオマージュ「PAGANI DESIGN PD1645」

こんにちは!こがらし時計店店長の小林です。

今回紹介するのが、“クラシックウォッチの典型”と称されるROLEX「デイトジャスト」のオマージュウォッチPAGANI DESIGN PD1645となります。

デイトジャストの歴史

デイトジャストはロレックスのシリーズの中で最も長く生産されているモデルです。その歴史の始まりは1945年。既に80年近く続いていることになります。

このモデルで初めて搭載されたのが、今では“当たり前”となった、3時位置の日付小窓。それまでは、「ポインターデイト」と呼ばれる文字盤外周に記された日付メモリを、針で指し示すものでした。日付表示の小窓化により格段にデザインの幅が広がるようになり、現在のエレガントでドレッシーなイメージのデイトジャストを作り上げることができるようになりました。

小窓以外にも、24時きっちりに日付が切り替わる“デイトジャスト機構“や日付を見やすくするための“サイクロップレンズ”、5連の“ジュビリーブレスレット”が初めて導入されるなど、これまでの常識が覆るきっかけとなったモデルなのです。

また、メンズだけではなくレディース、ボーイズサイズもあるためペアウォッチとして所持する方が多く、いまやロレックストップの所持率となっています。

そんなデイトジャストの定価は約150万円。

オマージュウォッチであれば1万円台で購入できますが、「安っぽく見えるのでは?」と思ってしまう方もいるかと思います。そんな疑問を解決するべく、PAGANI DESIGN社製PD1645。詳細に渡ってお伝えします。

PAGANI DESIGN PD1645の実機紹介

唯一無二の輝き

本機を見た時にぱっと目につくのがフルーテッド(縦縞)ベゼルの美しさ。これまでオマージュウォッチを100種類程見てきましたが、その中でもフルーテッドベゼルはずば抜けて輝いて見えました。

折り紙のように等間隔に縞がはいっているため、光があたっている箇所はキラキラと反射し、影となる部分は落ち着きを放つ。そのコントラストが非常に美しく、陽光の元で手を傾けるだけで時計に惹き込まれる程です。

その輝きの元となっているのが細部まで丁寧に施されたポリッシュ仕上げのステンレススチール。硬度が高いうえにフラットなベゼルに比べて傷が目立ちにくいという特徴があります。

太陽光と称されるサンレイ仕上げ

文字盤はサンレイ仕上げ(中心から外側に向けて太陽光線のように細かな線が広がるデザイン)が施されています。これは見る角度によって光の反射が変化するため視覚的にも楽しめるうえに、フラットな文字盤と比べて高級感がある点から多くの高級時計に使われています。

側面は全てポリッシュ仕上げとなっています。

説明がないとなかなか気づきにくいのですが、実はこのPD1645の側面は丸みを帯びた特徴的な造りをしています

他の機種側面(写真上)はストレートな造りしているためカチッとした印象ですが、丸みを帯びた側面(写真下)はドレスウォッチやスーツスタイルとして着用する時に柔らかな印象を与えてくれます。

エレガントなジュビリーブレスレット

ベルトは5連のジュビリーベルト。こちらがもう、抜群の高級感を出しています。両端はサテン仕上げが施されたマットな印象ですが、中央3つは丁寧なポリッシュ仕上げ。この鏡面の表現としてPA6079(ヨットマスターオマージュ)のようにベルトの中央のみ施す場合もありますが、本機は高級感抜群の5連ジュビリー。中央の輝きが、ベルトどころか腕時計全体をひとつに纏めあげているように感じます。

私自身、腕時計のベルトを付け替えて楽しむ事が多いですが、本機に関して言えば5連ジュビリーブレスレット一択です。

また、1つひとつのコマが小さいのでピタッと手に馴染む長所も持っています。見てよし、着けてよし、抜群のベルトです。

ベルトのバックル中央のラインもポリッシュ仕上げが施されています。この点も含め時計ぐるっと一周見回すとベゼルからベルト、そしてバックルまで一本の線のように光沢を帯びていて、スーツに相応しい時計として作られただけあるなと感心してしまいます。この高級感はスポーツウォッチではどうしても出す事はできません。

シースルーバック

裏蓋はシースルースクリューバック式。機械式時計の良さは時計表面だけではなくムーブメントにもあると私は考えています。

テンプが揺れ動く様子やローターが激しく回転する様はどれだけ見ても飽きがこないものです。実際に手に着けてみると見えなくなりますが、どこか秘密を隠しているような大人びた感じがまた、良いものですよね。

ムーブメントは「SEIKONH35」もしくは「御代田8215」となります。

それぞれメーカーは違うものの、名の知れたブランドで日本製という安心感のある商品となります。本時計の製造時在庫により装着するムーブメントは異なりますので、気にされる方は当店へメールにてお問い合わせくださいませ。

42mmの装着具合

実際に装着した状態です。私は手首が細いので(15.5cm)調整できるベルトを全て外しました。

本機は42mmのステンレススチール製で、比較的大きめなサイズとなります。私の手には大きい時計という認識に間違いは無いようで、縦幅(上下のベルト取り付け位置までの長さ)は手首の幅とほとんど一緒という状況です。

ベルトを全て外した事も相まって、私のように手首が細い人は購入をよく検討してください。

ただ、実際はそうでない方がほとんど。サイズ感さえ合ってしまえば、ピッタリ腕にフィットするジュビリーブレスレットにエレガントな見た目の本体。キラキラ輝く姿を手元で堪能できるのは羨ましい限りです。

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